雷害その1:直撃雷

雷が地上のどんなところに多く直撃するのかまとまった統計はありませんが、風力発電機のブレードの先端、高い鉄塔、送電線、高層建築物の避雷針、高い樹木などに多く落雷し、登山中、あるいは運動場、ゴルフ場のような広い平野にいる人間を直撃することもあります。

雷害その2:誘導雷

雷雲と大地あるいは雷雲間の放電によって、架空電線その他にサージ(インパルス電圧)を誘導させる雷を誘導雷といいます。

例えば、雷雲の下の架空電線には図(a)に示されるように雷雲下部のマイナス電荷によりプラス電荷(拘束電荷)が引き寄せられ、マイナス電荷は遠方に追いやられます。この時図(b)のように雷雲から大地あるいは他の雷雲との間に放電が起き、雷雲の電荷が突然消滅すると、架空電線のプラス電荷は雷雲による拘束を解かれ、直ちに左右に分かれて架空電線上を進行波となって流れ、その電圧、電流がサージとなります。

  1. 雷被害と対策(雷害対策)
  2. 雷害の形態
  3. 雷サージと被害の発生
  4. 現状の避雷設備と問題点
  5. 避雷システム
  6. 雷被害の基本的対策
  7. 対策の具体例